【読書記録】『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』著中村 朱美
小さい飲食店経営の成功物語から学ぶ
専門家から「やめた方が良い」と言われたことを、大切なものを大切にしたいが故にやめずに貫ぬき、そして成功したお話
もう根性とか忍耐とかで自分を酷使して売り上げを上げる時代は終わったかな?
売り上げよりも大切なものを守る
よくぞ、この発想に至ったっていうのが、正直な感想です
オープン当初は、なかなか売り上げ個数も金額もなかなか上がらず、せっかく準備しておいた食材を廃棄するときの虚しさ悲しさとか、飲食店ならではの苦労があったとのこと
それから、1つのブログがきっかけで、お客さんが押し寄せる
まさに今の世の中を象徴する事出来事だなぁと思いました
でもそこでやはり、その商品自体がとても良いものだったから、リピートするお客さんが増え、また口コミから良い口コミを呼び、どんどんどんどんお客様自体が広告塔になってくれたのだと思うんですよね
そして100食を売り上げることに成功
しかも毎日天候にかかわらず、売り上げを上げることができるっていうのはとても素晴らしいことです
売り上げが上がったからといってさらなる上を目指すのではなく、自分のしたいこと、自分が1番大切にしたいことを変わらずに大切にしていく
従業員、自分や家族を大切にすると言う姿勢
ここに深く共感しました
自分をないがしろにして売り上げ重視、根性、忍耐、我慢
人はそういうふうにして売り上げを上げていくっていうのが昭和の考え方だったかもしれないけど
人生で何が1番大事かって言ったら、
私だって自分や家族が一番大事なのですよ
わがままになれって言ってるわけではないんだけど、自分が満たされていなければ、周りにも優しくなんかできないわけで
自分の家族を守れない人が、世の中を守れないわけであって、まずは自分から固めていくということ
自分が揺らいでいたら、周りも揺らいでしまいますよね?
やはりそういうことなんだよなと思いました
飲食店を経営すると言うことではなくても、他にも応用できる考え方だなと思いました
まずは自分の大切にしたいものを大切にする
そのためには、仕事をお休みする
誰かに代わってもらう
そんなことが当たり前になったらいいなーと思います
最後に
何度も言いますが、よくこの発想に至ったと思うのです
専門家にやめろと言われたら、やめたくなるじゃないですか?
どうせ失敗するとか言われ、逆風もたくさん浴びたことでしょう
でも、自分を貫き、それを続けるということ
なかなかできることではありません
これは、誰かの背中を押す本になるでしょうね
素晴らしい本に出会えてよかったです
ありがとうございます