【読書記録】『フツーに方丈記』著大原扁理
図書館で予約をしたものの、数ヶ月待ってやっと来ましたよ〜
ありがとう〜
とは言っても、この本の内容がどんなものか知らず、
大原 扁理さんが好きで、大原 扁理さんの色んな本が読みたかったと言うだけで予約した本
そもそも方丈記がどんなものかも知らない
歴史自体、昔の書物などにも全く興味のない私
なんで興味がないかというと、過去のことを振り返っても過去は何も変えられないからです
あと、もう一つ理由として
この本を読んでわかったことなんですけど、
歴史の教科書って誰が天下統一したとか、戦争でどこが勝ったとかそんなのばかりだからなんじゃないか・・・って思いました
そんなの知っても今の私には何も役に立たないって思ったからなんです
ちょっと話はそれましたが、
方丈記というのはそれとはちょっと違くて、
すごく庶民的なお話なのですね
それを大原 扁理さんが自分の言葉でわかりやすく説明してくれているのと、それに対する思いなどが書いてあります
方丈記の著者の鴨長明は裕福な家に生まれたんですけど、
お父さん、お母さんが亡くなってしまい大変なことに
50歳から山の中で隠居生活をしていく。そんな話
落ちぶれた人と、レッテルを貼られてしまうんだけど、当の本人はとても楽しく、自己肯定感が高く、ちょっとした幸せを自分で見つけて活き活きと生きていく
そこら辺にあるものを活用して生きていくわけですね
例えば蕨だったかな?それを敷いてベッドにしたりして、そこら辺にあるものを大いに活用していく
ちょっと壊れてもまた蕨をとってくれば良い
木の実やそこら辺に生えている草を食べて生きていく
それってよくよく考えると、大原 扁理さんが実際にやっている隠居生活みたいなものですよね
この生活がコロナ禍では1番強いのでは?
私もそう思いました。ていうかこれから先もこういう生き方をしていったほうがいいのではないかと思います
誰かに頼ってもいいけど、なるべく自分のことは自分でする
小さく生きていく
大きい家は管理も大変だしね
例えば天災があった時、日本なんか地震が頻発してるわけだから、いつどこで家がなくなるかわからん
たくさんの物があったらそれに潰される可能性もあるし、財産が多ければ多いほどそれを管理する能力や手間が必要になるし、家が広ければそれを整える人も必要になってくるわけで
自分や家族だけ、こじんまりと生活できれば、
最低限の物を持っていればいいのかな?なんて思う
大きなシャンデリアとか高価な食器などもいらない
自分が食べられる分だけ自分が寝られる分だけのスペースがあればいいだけの話ね
やっぱりそういう生活が強いのでは?
みんなが必要なものだけあったら、みんなに必要な分の食料も行き渡るのでは?
ゴミも少なくなるよ
そんなに働かなくても良くなるよ
自由が増えるよ
楽しくなるよ
どうですかね?
単純すぎますかね?
極端すぎますかね?
最後は死の話、人間100%死ぬわけであってそれは誰しも同じことだけど、それを怖がっていないで、当たり前のことをそのまま自然に変えていくそんな話なんですよね
例えばイルカが死んで打ち上げられたとして、
それをカラスが食べて、小動物が食べていって、だんだん骨になって地に帰っていくみたいな、みんなそうなんですよね
地に帰っていく 生き物ってそういうものなんだと思うんですよね
そういうことを大事にしていきたいなぁっていうか、命だって自然の一部なんですよね
なんかそういうことを改めて思いました
世の中の人間だけ自分勝手なところあるな
私もできるだけ、自分のことは自分でやっていこうと思いました
できるだけの自給自足
なんかおもしろそうだな〜
さて?
何ができるだろうか?